リボン工場見学記

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リボン工場見学記

リボン・ネクタイを作る工場を見学させていただいてきました!

今回の工場は、制服のリボン・ネクタイだけではなく、紳士服店や各種ユニフォームなどの商品もたくさん作っている工場です。また、テレビやショーなど芸能用の特殊なものの多くを手がけているそうです。なんでも社長さんは、絵型を見ると、そこからサンプルを作ってしまうと言う凄腕の職人さんだとか。すごいです!

そんな中から、リボンを作る工程を追っていきたいと思います。

▼まずは、生地を重ねて裁断します。実際には30枚くらい重ねて裁断するそう。この際も、柄の位置がずれないように、慎重に重ねていくんです。柄を決まった位置に出すというのはとても重要だからです。

裁断

生地の柄は繰り返しパターンになっていますが、ここから適当に生地を裁断してしまうと、同じ製品なのに柄が違う!ということになってしまいます。

同じ製品は全部同じ柄にするためには、生地の柄のパターンを理解し、パーツを慎重に裁断しなければなりません。こういった部分は職人技であり、機械で出来るものではないんです。

▼生地をクリップで留め、型紙を置きます。型紙は、製品によってサイズが違うので、たくさんの種類があります。柄のパターンを守りながら、もっとも生地に無駄がないような配置にしています。

柄のパターン

▼そしてこんな機械で裁断していきます。機械を使うと言っても、あくまで手作業。

裁断機

▼こんな細かいパーツも、重ねた生地がばらばらにならないように押さえながら裁断していくのです。

押さえながら裁断

▼そしてこんなパーツになりました。この写真は、リボンの上羽根、下羽根、中央のまとめ、そしてひもになる首の部分の4種。

パーツ

▼裁断した生地は、まず羽根の部分をわっかになるよう縫っていきます。

羽根の部分

▼縫い目は裏面ですので、表に返します。すると、筒状になります。

表に返します

▼そして、両端を折り込んで縫うと、こんな風になります。

両端を折り込んで縫う

▼横から見るとこんな感じです。これを、中央できゅっと縮めると、おなじみの形になるんです。下羽根も同じ要領で作って、中央できゅっと。

おなじみの形

▼これらを組み合わせると、こんな感じのパーツになります。中央のまとめの部分やひもの部分も同じく、わっかに縫って裏返しておくんです。

これらを組み合わせる

▼そしてそれらを、今度は手縫いで組み合わせて縫っていくのです!

手縫い

▼そして最後に、左右対称になってるか、定規で測って確かめてようやく完成です。とても手間がかかってるんです・・・!

左右対称

これだけの手間をかけて、ひとつひとつ、手作業で丁寧に作られている、リサ アンド ザ スターライトのリボンたち。

逆に、安い商品の、安い意味がわかると思います。

まずは、生地。安いものは生地は余ったものを集めてきて作るそう。なので、同じものは二度と作れず、裁断も適当なので全部柄がずれていたりするそうです。もちろん生地のクオリティは保証されませんよね。それで縫製もいい加減であれば、数回使用すれば型崩れする、なんていう商品も多いらしいです。

リサ アンド ザ スターライトのリボンは、すべての商品のクオリティが保たれ、すべてが美しく整っていることを保証します。

▼工程を説明していただきました、常務の渡辺さん(手前)と、社長さんの渡辺さん。ありがとうございました!

ありがとうございました